AIR BridgeAIR ブリッジ

AIRブリッジはアーカスプロジェクトが、他のアーティスト・イン・レジデンス事業団体と協働し、これまでアーカスが培った AIR の知識とノウハウを伝え、互いの事業発展を生かすことを目的とした事業です。2018年から開始し、医療や行政機関のAIR事業と連携し、文化に携わる人材の育成を行うことで、地域社会に根ざしたアートのあり方の可能性を追求し発信してゆきます。

AIRブリッジ2022

連携団体:
大子町(茨城県)
参加アーティスト:
佐竹真紀子
プログラム期間:
2022年9月17 日―10月31日

AIRブリッジ2022の実施にあたり、アーカスプロジェクトは大子町と候補アーティストについて協議を重ね、大子町の魅力や資源の再発見と活用、また滞在制作のみならず成果の公開展示を視野に入れ、佐竹真紀子を選出した。災害をめぐる土地の記憶を絵画とテキストで表している佐竹は、2019年に大子町を襲った台風19号と水害をテーマに本プログラムに取り組んだ。8月には下見を行い、9月17日から10月31日まで「大子アーティスト・イン・レジデンス」(通称:DAIR)に滞在して作品制作を行った。その間、継続的に聞き取り調査をし、被災場所を訪問した。そして、10月9日から大子町文化福祉会館まいんにて公開制作を行ったのち、同会場にて10月22日から展覧会を開き、過去に制作した作品と今回の滞在で制作した作品を発表した。最終日には公開トークを行い、町内ほか、東京都や千葉県、宮城県からの来場者とともに水害をめぐる作品制作に関する物語を分かち合った。