プログラム
11月15日(土) 13:00- 14:30
アーティスト・トーク
今年度のアーティスト・イン・レジデンスプログラムで招聘したアヴニー・タンドゥン・ヴィエラ、イブラヒム・クルト、佐藤浩一の3人が、それぞれの滞在制作について語ります。当初の作品制作の構想は、途中でどのように変化し、最終的にどのような形になったのか。調査での出来事や制作秘話などを交えて、作品の輪郭が浮かび上がる過程を皆さんにお伝えします。※逐次通訳あり、予約不要
11月15日(土) 15:30 – 17:30
トーク「ポスト・トゥルースの時代におけるアートの実践」
このトークでは、本当のことが分かりにくくなっているポスト・トゥルースの時代における芸術実践を「感性」「リサーチ」「作品化」というキーワードをとおして考えます。おびただしい量の情報とイメージが日常に溢れかえっているとき、人は何を知らされ何が知らされないままになっているのでしょうか。真偽が分かりにくく、時が経ってから真実が明らかにされることがあるこの時代。そこで生きて活動する芸術家は、社会の思惑によって隠されたり改変されたりしている部分を感性にしたがってリサーチし、明るみに出す試みを作品として表します。迎えるのは、米国公文書のリサーチ踏まえた作品を構想する芸術家の藤井光氏と、研究と制作を織り交ぜた活動を展開しながら、調査集団「フォレンジック・アーキテクチャー」の実践や人間を超えたエステティクス(感性術)の動向の翻訳者でもある中井悠氏のお二人。同時代におけるアートとリサーチの関係について、ディレクターの小澤慶介が聞きます。
スピーカー:
藤井光(アーティスト)
中井悠(東京大学アルスノーヴァ/副産物ラボ)
小澤慶介(アーカスプロジェクト)
※言語:日本語、英語ウィスパリングあり。予約不要
11月16日(日) 10:30-11:30
キッズツアー
小学生を対象としたガイドツアーです。アーカスが用意したワークシートを使ってアーティストの作品をじっくりと見て考えます。形や色、材料、またアーティストの思いはどのようなものでしょうか。アーカスのスタッフやお友だちと話をしながら楽しくアートに触れる時間です。定員15名 ※日本語のみ、要予約:締切 11月14日(金)
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11月16日(日) 13:30-14:30
ガイドツアー
アーカスプロジェクトのスタッフとともにアーティストのスタジオを巡り、作品が生まれ出る背景やアーティストの滞在制作についてともに考えを深めてみませんか?疑問に思ったことや伝えたいことがあれば、アーティストと直接話してみることもできます。ぜひアートを身近に感じてみてください。※日本語のみ 予約不要
11月16日(日) 15:00-16:45
映画『夏休みの記録』上映会 川田淳 監督
監督自身が隣人として在日クルド人に接することからはじまった一夏の日々を丁寧にとらえた作品です。2019年から日本語学習支援などを通じ、近隣に暮らすお母さんたちや子どもたちと交流してきた監督が映し出すのは、ニュースで伝えられる熱のない情報とは異なる、時に悩んだり笑ったり苛立ったりする人びとの温もりといってもいいでしょう。在日クルド人といっても、その町にやってきて暮らす理由はさまざま。監督が一人ひとりと交わした会話は、とある夏に出会い時間をともにした人たちそのものの姿を瑞々しく描き出します。定員30名。
95分(カラー)
日本語、英語字幕
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▸ お支払いはこちら 鑑賞料:¥1,000 支払い締切 11月14日(金) 17:00
▸ 公式サイト
1983年埼玉県生まれ。2007年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。沖縄で戦没者の遺骨を掘り続ける男性の手伝いをしながら、遺留品の遺族を探し求める作品『終わらない過去』、中国と沖縄で戦争体験をした元日本兵の証言を記録した作品『生き残る』、ハンセン病回復者の方と追い出された故郷や隔離されていた施設を共に訪れ、その記憶を辿った『石山さん』などを制作。今までに美術館や映画祭などで作品を発表している。