カン・ヤチュ(康雅筑) / Kang Ya-chu

滞在制作にあたって

守谷は、学生時代を過ごした台南によく似ています。その頃のように今は自転車でスタジオに通っています。静かな場所で作品をつくることに集中できる時間が持てて、とても楽しいです。
自然の多い守谷ですが、同時に新しい家がどんどん建っていることに気がつきました。グローバル経済にも深くかかわる都市化が守谷にも影響を与えているのですね。そんな街での、伝統的な生活様式と都市の文化の対立にも興味を持っています。
アーカスでは(日本という)異なる環境をじっくり観察し、日常的に周りにある物と人々がどのように関わっているのかを考え、そして台湾と似ている点と違う点を見出したいと思っています。特に、最近は身体と服装の関係や、洋服・封筒・包装紙などの外側を包むものに対する個々人の態度を探求しているので、こうしたものを素材に作品を作っていきます。
滞在中は作品を見せるだけでなく、また、作品を見にスタジオに遊びに来てもらうだけでなく、より皆さんの普段の生活に近づいた形での交流がしたいです。ぜひ何か面白いことがあったら声をかけてくださいね!

カン・ヤ=チュは日本の文化や歴史、またそれらが地元の人々に及ぼす影響について関心があり、アーカスでの滞在を通して日本文化の調査にあたります。とりわけ、織物・染物・浮世絵などに興味があり、工房や工場を訪ねる予定です。それらの調査をふまえて、日本の伝統的な装いと身体の関係をテーマとした作品を制作します。また、私たちの馴染みの日用品を収集し、それらを通して作品を構成していきます。これらの成果は国民文化祭期間中に個展およびワークショップとして披露される予定です。

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2008

ポーリーン・オルトヘテン〈オランダ〉

ダニエル・サロモン〈フランス〉

ジョシュア・ソファー〈英国〉

カン・ヤチュ(康雅筑)〈台湾〉