2017年08月22日(火)

エクスチェンジ・レジデンシー・プログラム|派遣アーティスト決定のお知らせ


アーカスプロジェクトでは、公募によるアーティスト・イン・レジデンス(以下、AIR)プログラムに加え、今年度より「エクスチェンジ・レジデンシー・プログラム」を開始します。
本事業では日本人アーティストへの支援強化、また国内外のアーティストやキュレーター同士の芸術文化交流の促進を目的に、海外のAIRプログラム運営団体と連携し、アーティスト・キュレーターを派遣/招聘します。
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【2017年度 派遣先】
[台湾]
國立台北藝術大學 關渡美術館 Kuandu Museum of Fine Arts(以下、KdMoFA)


【派遣期間】
2017年12月〜1月(最大60日)

【派遣アーティスト】
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磯村 暖 Dan Isomura
1992年東京生まれ、東京在住。2016年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。
2017年ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校第2期卒業(卒業時 金賞受賞)。
主な活動に、ロンドンと東京でのレジデンスプログラム参加中に行なった個展「Two glasses of water / 2000000000000000000000000 water molecules」(The Vitrine, Central Saint Martins, ロンドン, 2017)、「A glass of water / 1000000000000000000000000 water molecules」(遊工房, 東京, 2017)や、KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭プレ企画「藝大子アートプロジェクト」への参加などがある。また2016年より自宅でパーティーを度々主催し、2017年にネパール人移民と共に行なったパーティー「HOME PARTY#1」をギャラリー空間内で再構築、再解釈したインスタレーション「HOME PARTY#2」(カオス*ラウンジ五反田アトリエ, 東京, 2017)を発表した。
現在磯村はグローバリズムの転換期の景色を見つめ、訪れた土地や日本で出会う移民たちの故郷のヴァナキュラーな文化や宗教美術、物理学、SNS上の美学等を参照してインスタレーションや絵画を制作している。
Website


推薦員のコメント
近年の作品で磯村は、タイの現代宗教美術に内在する善悪の宗教観や、日本に滞在している難民申請者たちなどを取り上げ、キッチュかつユーモラスな表現で、私たちの眼差しに根深く存在する「こちら側」と「あちら側」といった境界を批評する。その制作において、磯村が向き合う対象との絶妙な距離感やコミュニケーションを成り立たせているのは、彼が自らや日本社会をも対象化する眼差しを持ち合わせているからではないだろうか。
あらゆる境界線や区分が曖昧になりながらも、一方ではそれらが過剰に強化される現在の状況に、独特の視座から着目する磯村が、台湾で何を展開するのか期待したい。

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mamoru
1977年大阪生まれ。活動拠点は東京、伊豆など。2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院にてマスター・アーティステック・リサーチ修士課程を修了。平成27年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。最近の活動に「あり得た(る)かもしれないその歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人その他もろもろに関して」(Yuka Tsuruno Gallery, 東京, 2016)、「他人の時間」(東京都現代美術館, クイーンズランド州立美術館, 2015−2016)、「THE WAY I HEAR/想像のための幾つかのスコア」(国立国際美術館, 大阪, 2015)、「MEDIA ART/KITCHEN, SENSORIUM」(アヤラ美術館, マニラ, フィリピン, 2013)など。
近年は「あり得た(る)かもしれない」歴史と現在との接ぎ木をテーマに、レクチャーパフォーマンス、映像、テキスト、サウンドなどの作品を制作し、歴史の複数性を扱う事を試みている。他に資料、インタビュー、フィールドレコーディングなどから過去、現在、未来/架空の「音風景」を書きおこした「THE WAY I HEAR」、身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など。「聴くこと」から知りうる世界を拡張し続ける。
Website


推薦員のコメント
mamoruは、「聴くこと」から、ある具体的な空間や時間にアプローチする映像やレクチャー・パフォーマンスを発表してきた。近年は、歴史的な出来事や人物などについてのリサーチを重ね、実際には見て知ることができないそれらを、抽象的かつ詩的なテキストや身体的な動きも取り入れて想起させる試みも行っている。観る者はそれらの断片からイメージや物語を得るのだが、そのようなmamoruの作品はまた、「知る」とは何かを問いかけるものでもある。
ここ数年、17世紀に出版された書籍のリサーチから、オランダ、インドネシア、日本のつながりを模索してきたmamoruが、今回の台湾での滞在でこれをどう発展させるのか、期待したい。

【推薦員】崔 敬華 Che Kyongfa(東京都現代美術館 学芸員)

【選考】
アーカスプロジェクト実行委員会と、推薦員の崔敬華氏が選出した日本国籍を有する候補者の中から、KdMoFAが2名のアーティストを選出しました。


【招聘キュレーター】
1名
派遣先団体KdMoFAに所属する者、もしくはKdMoFAに推薦を受けた者の中から、アーカスプロジェクト実行委員会が選出(※ 9月発表予定)

お知らせ

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プロジェクト達成!『茨城県守谷市に芸術分野の資料書物が揃う図書サロンをオープン!』| 2016年7月11日(月)-9月9日(金)

アーカイブ整備事業の一環として図書サロン/資料閲覧棚が完成、パメラン・ウォール、開催中。公開プロジェクトページはこちら。

KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 2016年9月17日-11月20日

2016年秋に茨城県北地域6市町で開催されたKENPOKU ART2016「海か?山か?芸術か?」。アーカス関連参加作家情報・展示情報はこちらから。2019年に第2回開催決定! 協力:アーカスプロジェクト実行委員会

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