エドゥアルド・カシューシュ / Eduardo Cachucho

  • 招聘年2015年度レジデント・アーティスト
  • 出身1985年南アフリカ生まれ
  • 国籍南アフリカ/ベルギー在住
  • ウェブサイトhttp://eduardocachucho.com/
滞在制作にあたって

私は日本とブラジルにおける社会的、政治的レベルにおける相互の関係性について調査を行います。歴史的、政治的、法的、そして社会的な記録を掘り下げながら、茨城もしくは守谷に住んでいる個々の日系ブラジル人に話を聞き、インタビューをはじめ、文献やイメージを集め、相互関係について調査する予定です。

1985年南アフリカ・バンダービールパーク生まれ、ベルギー在住。2008年ウィットウォーターズランド大学 (ヨハネスブルグ)で建築の修士号を取得。2015年ダッチ・アート・インスティテュート(アーネム)にて美術修士課程を修了。主な活動として「GIPCA Live Arts Festival」(Gordon Institute for Performing and Creative Arts、ケープタウン大学、南アフリカ、2014)、「BORG2014, Biennial event for contemporary art」 (アントワープ、ベルギー、2014)がある。また2012年には第13回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展(イタリア、2012)でアメリカ館のグループ展「Spontaneous Interventions」に携帯電話用のアプリケーション作品で参加。2011年にチッタデラルテ・ファウンダチオーネ・ピストレット(イタリア)、2015年にCSAV – Artists Research Laboratory(アントニオ・ラッティ財団、イタリア)のレジデンスプログラムに参加。植民地時代を経た南アフリカの過去と現在、そこにもたらされた言語や教育システムに対する関心を立脚点に、長期的なリサーチ・プロジェクトや映像作品の制作、また映像を伴いカシューシュ自身が登壇するレクチャー・パフォーマンスを行っている。

<審査員のコメント>
近作のうち目を奪われる作品がいくつかあった。着目点、映像の視覚的力強さ、ナラティヴを生み出す力、レクチャー・パフォーマンスの技術いずれにも長けている。南アフリカのポストコロニアルな現状から、人々の思考の中断に対する考察まで幅広い関心を持ちつつ、作品化する際にはある固有の歴史や心理メカニズムに焦点を当てて明晰に表現する力がある。また、アウトプットが教義的な態度にならず、観客を惹きつける作品になっている点も評価した。高い将来性を感じさせる若手アーティストであり、プロポーザルにあった日本におけるブラジル移民の減少についてどのようにリサーチを行い制作に結び付けていくか見てみたい。アーカスが招聘したことのない国の出身であることも考慮した。

飯田志保子

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2015

ティモテウス・アンガワン・クスノ〈インドネシア〉

ステファニー・ビックフォード=スミス〈英国〉

エドゥアルド・カシューシュ〈南アフリカ〉