デビー・ハン / Debbie HAN

  • 招聘年2007年度レジデント・アーティスト
  • 出身1969年韓国生まれ
  • 国籍米国 / ロサンゼルス在住
  • ホームページ http://www.debbiehan.net/
滞在制作にあたって

「日本に強い関心を持ち続けてきた私にとって、この秋茨城県に滞在する機会にめぐまれ、嬉しく思います。私は、グローバルな現実として国々をひとつにまとめあげ、伝統と区別し、「ハイブリッド」な文化を創りあげている、現代文化の諸側面をすることに興味があります。これらを探求することにより、私たちの生活がどのように形づくられ、視点が醸成されているかということを、世界という大きな枠組みで理解するための助けとなるでしょう。
「食と官能性(Food and Sensuality)」は、これまで国際的に展開してきた写真プロジェクトです。それぞれの国で、一般の女性を招き、かっこいいモデルに変身させて、美容や化粧品の広告を模した写真を撮影してきました。それぞれの作品で、モデルは彼女自身が生活する文化での代表的な食品を身につけます。ユーモアと皮肉をこめて、これらの作品は現代の商業的広告文化の誤謬に取り組もうとするものです。また、消費の対象としての女性を見るステレオタイプな社会的視点をも暴き出しします。同時に、私は単なる社会批判以上のことを目指しています。「美」とは個々人の内面から出てくるもので、一緒に作業をする相手の女性のユニークな美を、可能なかぎり鮮烈な形で引き出そうとしているのです。ここでの目的は画一性を創り出すよりも、美の定義における個別性を追求することにあり、商業的広告業界とは正反対のものです。日本は、文化的同一性についての強い感覚がありながら、料理の飾りつけにみられるように、その文化は他の国々と大きく異なっています。日本で出会う人々と、これらの構想についての可能性を探求することを楽しみにしています。」

アジア系アメリカ人として育つなかで培われた多角的な視点から、 現代社会において人々の経験がいかに形づくられていくのかという関心を追求。現代におけるアジアと西洋の文化的関係を、 ニンニクや食肉などの身近な食物が使われたアクセサリーや服、化粧品を身につけたモデルの写真や、変形した青磁のビーナス像などの作品で表現。 本レジデンスでは、最新のヘアメイクと、日本の食物を使った服や化粧品を身につける日本の一般女性をモデルにした写真シリーズの制作を企画している。

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2007

ドナルド・アバド〈フランス〉

スリニヴァサ=プラサード・バンガロール〈インド〉

デビー・ハン〈米国〉

リ・スーフィ(李 思慧)〈台湾〉

椎名 勇仁〈日本〉