2021年3月22日(月)- 3月28日(日)

AIR Bridge 2020 - 心をケアする技(アート)を考える - アーカイブ動画配信

公開オンライントーク限定公開

− 心をケアする技(アート)を考える −


アーカスプロジェクトでは、昨年12月4日にAIR Bridge 2020の一環として公開オンライントークを実施しました。今回、当日のご視聴がかなわなかった方々からのご要望にお答えして、限定公開での動画配信をいたします。両分野にご関心のある方は、お申し込みの上ご覧ください。

【概要】[アーカイブ動画配信]
「− 心をケアする技(アート)を考える − 」

この映像は、2020年12月4日にアーカスプロジェクトで開催された、公開オンライントーク「AIR Bridge 2020 – 心をケアする術(アート)を考える -」のアーカイブです。

AIR Bridgeとは、アーティスト・イン・レジデンス事業(AIR)を行っているアーカスプロジェクトが、茨城県大子町にて精神科医療に取り組みながら2019年度よりAIRを開始した袋田病院と、AIRに関する知識やノウハウを共有するプロジェクトです。
3年目になる2020年度は、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響によりAIRが実現しなかったため、代わりに、アートと精神科医療の関係性をさぐる勉強会を2回実施しました。
本トークは、そこで話し合われたことを、さらに発展させたものです。

登壇者は、今井朋氏(アーツ前橋学芸員)、上原耕生氏(現代美術家/袋田病院 非常勤アート事業担当)、川上伸太郎氏(都立松沢病院 精神科医)、小山渉氏(アーティスト)、ミヤタユキ氏(アーカスプロジェクト特任コーディネーター)、渡邉慶子氏(袋田病院 作業療法士/アート事業AIR担当)の6名で、モデレーションは、アーカスプロジェクトの小澤が務めました。

共催:アーカスプロジェクト実行委員会、
   医療法人直志会 袋田病院
助成|令和2年度 文化庁アーティスト・イン・レジデンス
   活動支援事業
[AIR Bridge − アートと医療の可能性をむすぶ − ]

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【申込み方法】
動画配信は期間限定で配信します。視聴をご希望の方は下記フォームよりお申込みください。
視聴申込フォーム

◯参加費|無料
○申込締切|3月21日(日) 17:00
受付完了メールを送信後、開催日前日までに視聴情報をお送りします。

◯配信期間|3月22日(月) − 28日(日)[7日間]   
○注意事項|※申込1件につき御本人様のみのご視聴とさせていただきます。リンクの譲渡/転載はお控えください。 


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【登壇者プロフィール】
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今井 朋
Tomo Imai
(photo:木暮伸也)
[アーツ前橋 学芸員]
1980年前橋市生まれ。エコール・ド・ルーヴル(パリ)第一、第二課程修了。「極東のテイスト」展(ナンシー市立美術館, フランス, 2011)の企画、監修により第33回ジャポニスム学会賞受賞。2013年4月より現職。主な担当企画展に「白川昌生 ダダ、ダダ、ダ」(2014)、「表現の森 協働としてのアート」(2016)、「ヒツクリコ ガツクリコ 言葉の生まれる場所」(アーツ前橋・前橋文学館共同企画, 2017)、「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」(2019)など。

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上原 耕生
Kouo Uehara
[現代美術家/袋田病院 非常勤アート事業担当]
1982年沖縄生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。路上や商店街、廃校舎、不法投棄地など、美術館やギャラリーという「制度」から離れた場で、壁画制作やインスタレーションなどのアートプロジェクトを展開。主な活動に「ジュネチックinコザ」(沖縄, 2014)、「ダイゴアート街道」(大子町, 2017〜)など。’11年より袋田病院非常勤造形職員としてアート事業担当。アートフェスタ実行委員長を兼任(2016,18-19)し、アートフェスタ「袋田病院美術館」を開催するほか「TURNフェス4」(東京都美術館, 2018)に出展。

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渡邉 慶子
Keiko Watanabe
[作業療法士/袋田病院アート事業AIR担当]
栃木県生まれ。2005年、医療法人直志会に入職。同法人、袋田病院作業療法、メンタルサポートステーションきらりを経て、2009年より、デイケアホロスを担当。入職以来、アート事業の企画運営に従事。

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ミヤタ ユキ
Yuki Miyata
[アーカスプロジェクト特任コーディネーター]
1985年水戸市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程 先端芸術表現専攻修了。日常の中に潜む土地や人の独創性に目を向け、それらを表出させる活動をアートの領域に囚われず活動している。「SCOI (水府コイノボリプロジェクト)」「芸術会議」「井戸端アート教室」ディレクター。KENPOKU ART2016キュレトリアルアシスタント、十和田市現代美術館 普及事業マネジャー(2017-20)などを務めた。書籍『地域アートはどこにある?』の出版に関わる。本事業にてアーカスプロジェクト 特任コーディネーターを務める。

【聞き手】
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小澤慶介
Keisuke Ozawa
[アーカスプロジェクトディレクター]
1971年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにて現代美術理論修士課程修了。
2001- 16年NPO法人AIT(エイト)に在籍。2016年、現代アートの学校「アートト」を設立。2019年、アーカスプロジェクト ディレクターに就任。
近年の主な活動に、「十和田奥入瀬芸術祭 SURVIVE この惑星の、時間旅行へ」(十和田市現代美術館ほか、2013)をはじめ、数々の展覧会を手がけている。「六本木クロッシング2016展 僕の身体,あなたの声」(森美術館、2016)では、共同キュレーターを、また「富士の山ビエンナーレ2016フジヤマ・タイムマシン/同2018スルガノミライ」(富士市)ではディレクターを務めた。現在、法政大学非常勤講師などを兼務している。


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川上 伸太郎
Shintaro Kawakami
[精神科医]
東京生まれ。東京都立松沢病院ジュニアレジデント修了、現専攻医2年。レクチャーパフォーマンス《東京カミダーリ》を実演(geidaiRAM2, 2018〜)。松沢病院創立140周年・移転100周年記念祭イベントにて「松沢病院歴史探訪ツアー」を企画・運営(2019)。主な執筆に「あなたは誰ですか、何ですか(A面)」、『統合失調症のひろば No.15 2020年春』(日本評論社、2020)。簡易宿所や当事者会、サナトリウムなど、精神をテーマとし、自己と他者(もしくは世界)の枠を超えたコミュニティ活動の実践を模索している。

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小山 渉
Wataru Koyama
[アーティスト]
1992年東京都生まれ。2016年東京造形大学美術学科卒業。geidaiRAM2 2018年度研修生。社会に存在する様々な人間の想像力を起点に、意識の下に眠る人間の感情/精神について作品制作を行う。近年の主な活動として、個展「Untouchable」(北千住BUoY, 東京, 2019)、グループ展「1GB」(スパイラル, 東京, 2020)、「Escape」(Art Center Ongoing, 東京, 2018)。他にパフォーマンス「Phantasma」(blan Class, 神奈川, 2019)、レジデンス「京都:Re-Search in 南丹」(京都各地, 2020)など。

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【医療法人直志会 袋田病院】Web
 1977年、茨城県大子町に精神科病院として開院。以来、統合医療の観点を導入し、畜産・自然農法・森林セラピー・アーユルヴェーダなど、様々な事業を展開。アート事業は病棟内での表現活動から始まり(2001)、アートを主軸にデイケアホロスが運営開始(2005)。これからの精神科医療の在り方と人々の生き方に向き合う「アートフェスタ」を開催(2013〜)。2019年、袋田病院AIRを実施。
[袋田病院AIR 助成 : モンドリアン財団]

【AIR Bridgeとは】
 アーカスプロジェクトは茨城県と守谷市が主催し、1994年より国内外の若手アーティストを支援するアーティスト・イン・レジデンス事業を主に行なっている芸術文化活動団体。AIRをとおして市民交流、地域活性化を目指している。
 AIR Bridgeはその名の通り、AIRを介して "橋を架ける・橋渡しすること"。これまで長年にわたり行ってきた国内外のAIR団体、自治体などから問われる「AIRを始めるノウハウ」やコーディネーション相談等への恒常的な対応を、事業化・可視化する。
 本事業では、2018年度よりAIRの有用性を高めることを目的に、他団体や異分野間との知識の交流を重ね、これまでにReborn Art Festival 実行委員会[宮城県石巻市]取手アートプロジェクト[TAKASU HOUSE][茨城県取手市]大子町まちづくり課/DAIR [久慈郡大子町]、2019年度に袋田病院とのAIR勉強会を実施している。
 本事業の端緒に、2017年3月、『ソーシャリー・エンゲイジド・アート展:社会を動かすアートの新潮流』のレクチャー・シリーズ『フィフス・シーズン「​​オランダの精神施設内のAIR:精神と創造性への挑戦」』(主催:NPO法人アート&ソサイエティ研究センター)へのアーカスプロジェクトの登壇、そして同年12月、オランダ王国大使館及びDutch Culture文化プログラムによるアーカスコーディネーターのオランダ派遣がある。Fifth Season/Beautiful Distress*の活動を視察・意見交換し、その後も相互交流を経て、アーカスプロジェクトは両者へ袋田病院を紹介する。また、一方でNPO法人AITの「dear Meプロジェクト」での両者の再来日を機にオランダ王国大使館の協力を得ながら、茨城県来訪・院長面会を実現させる。それらの経緯が2019年、袋田病院・大子町・Beautiful Distressとの三者による連携事業、袋田病院AIR実施を導き、現在に至る。
*Beautiful Distress|アーティストが精神科病院で創作した作品を通じて、精神障害に対する偏見を取り除くことを目指すプロジェクト。オランダを拠点にN.Y.やベルギー、日本で展開。