2020年9月27日(日) 11:00-12:30

アートカレッジ「現代アートは自己免疫力を高める?」

〈講座内容〉
新型コロナウイルスが国境を越えて広がるこの時代、これからの日々について確かな言葉で捉えることが難しくなっています。しかしながらその時、人は自らの足で立ち、考え、感じとってゆくところから、世界との関係を結び直しているのかもしれません。そこで、参考になるのがアーティストたちの行為や作品です。1910年代のダダイスムや1960年代のハプニング、また1970年代以降の社会空間に介入する芸術実践などに触れながら、この困難な時代とともに生きる術について考えます。

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【アートカレッジとは】
現代アートと社会の関係をわかりやすく読み解く入門レクチャー・シリーズ。
アートは社会の姿を視覚的に表す鏡です。一見むずかしそうに見える現代アートも、その背景にあるアーティストの考えを知れば、ぐっと楽しみ方が豊かになります。アートカレッジでは、現代アートを通して私たちの生きる社会をさまざま角度から考える力を磨きます。


大切なお知らせ
新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、現在都心部からの県境をまたいでのご来場はご遠慮いただいております。県外にお住いの方は、ぜひオンラインでの動画配信をご覧ください。下記予約フォームよりご予約いただいた方に、メールでリンクをお送りします。また、今後の感染状況によっては、イベントが完全にオンラインへと変更になる可能性がございます。最新情報はウェブサイトにて随時更新するほか、ご来場のご予約をいただいた方にはメールでご連絡いたします。


【ご予約・お支払い】
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◯下記に該当される方は、ご予約・ご来場をお控えいただきますようお願い申し上げます。
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②過去2週間以内の渡航歴がある方。
③過去2週間以内に新型コロナウイルス感染者と濃厚接触のあった方。
④来館前(利用直前)において,平熱以上の方,風邪症状がある方,体調不良の方。

◯当日は、ご自宅での検温、ご来場の際のマスクの着用など「咳エチケット」へのご協力をお願いいたします。

◯お預かりした個人情報は、当プログラムの予約管理以外の目的で使用することはありません。ただし以下の場合においては、個人情報を開示することがあります。
1. 法令の根拠に基づき、開示を求められた場合
2. 公的機関(保健所等)からの正当な理由に基づく要請のある場合

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〈2020年度レクチャー〉

10月24日(土)
「地球をもっとよく見る術としてのアート」

講師:石井 瑞穂(アーカスプロジェクト プロジェクトマネージャー)
内容:人が不可視なものを見ようとする意思は、メディアの発明とテクノロジーの発展により視野の幅と奥行きを広げました。
そして、そうした流れの先頭には、いつもアーティストや科学者がいたといってもいいでしょう。1858年には写真家ナダールが空中撮影に成功し、1968年にはアポロ8号の宇宙飛行士が地球の像を捉えます。さらに1970年代には、イームズ夫妻は地球外から分子レベルへと視点を導きました。肉眼では見えないものを見ようとする果てに現れた表現の数々とその背景を探ります。


11月21日(土)→1月16日(土)に日程変更
「アートにおけるパフォーマンスの歴史」

講師:外山 有茉(アーカスプロジェクト コーディネーター)
内容:第二次世界大戦後、世界の各地でアーティストの身体を用いた表現や、行為(アクション)に重きを置いた作品が増えます。1960年代にアメリカでフェミニズム運動の高まりとともに生まれた表現や、1970年代東欧の社会主義政権下におけるコンセプチュアルな表現などからはじめ、美術批評家のクレア・ビショップが「委任されたパフォーマンス」と名付けた、アーティストの指示のもとに他者が行為を行う1990年代以降の動向まで、社会状況とともに展開したパフォーマンス表現の変遷を振り返ります。



2021年1月23日(土)→2月6日(土)に変更
「コレクティブとアート」

講師:藤本 裕美子(アーカスプロジェクト コーディネーター)
内容:社会が大きく変化するときや政治が不安定な情勢において、アーティストたちはコレクティブ(集団)を形成してきました。そこでは、作品はしばしば、特定の社会問題に取り組むための状況を作ることや、新たなヴィジョンを提案する行為として表れます。20世紀中葉以降の、シチュアシオニスト・インターナショナル、フルクサス、アート・アンド・ランゲージ、そしてその後の多様化してゆくコレクティブのかたちを通して、人の考えや行動を規制する権力に抵抗するヒントを探ります。


2021年2月27日(土)
「パフォーマンスがつくるリアル」

講師:外山 有茉(アーカスプロジェクト コーディネーター)
内容:パフォーマンスは、劇場やギャラリー空間を離れ、日常空間を侵食する表現として発展してきました。数年にわたりあるペルソナ(人格)を演じたリン・ハーシュマン・リーソンや、まさに人生そのものをアートに転じたかのような謝德慶(シェ・ダチン)など、アーティストたちの表現の形や時間は多岐にわたります。現代のように、デジタル・テクノロジーの発達によって私たちの日常空間そのものが変容するとき、パフォーマンスはどのような可能性を見せはじめるかについて考えます。

*予定は変更の可能性がございます。