2020年2月22日(土) 14:00 - 16:30

エクスチェンジ・レジデンシー・プログラム活動報告会

「スコットランド/日本滞在報告:パフォーマーの夢と、二つのパフォーマンス」

アーカスプロジェクトとホスピタルフィールド[Hospitalfield, 英国スコットランド]によるエクスチェンジ・レジデンシー・プログラムの活動報告会を開催します。2019年9月にホスピタルフィールドに滞在したアーティストの佐藤朋子、2020年2月にアーカスプロジェクトが招聘しているスコットランドのアーティスト、エミー・マクラスキーの2名による報告会を、パフォーマンスをキーワードに行います。

内容|
表現形式としてパフォーマンスを選んでいる佐藤とマクラスキーの関心とアプローチは、それぞれ違います。マクラスキーは、西洋の感覚と大きく異なる日本文化における身体の使い方を、合気道などに見る言語を介さないコミュニケーションという点に注目しながら調査し、佐藤は、言語やその連なりによって生まれる物語、また翻訳などに関心を寄せ、語り部としてのパフォーマンスの可能性を探求しています。異国の地での活動がそれぞれの制作にどのような影響を与えたのかを振り返りながら、今後の展望についても語ります。当日は活動報告に加え、それぞれパフォーマンスも披露します。一方は言語領域の外に、もう一方は言語に向けられた2人の関心をとおして、近年、現代アートの領域でも注目を集めるパフォーマンスを掘り下げます。

終了後には交流会を設けます。ぜひお気軽にご参加ください。



【 パフォーマンス 】
佐藤朋子
レクチャーパフォーマンス
The Reversed Song, A Lecture on "Shiro-Kitsune (The White Fox)" ショートバージョン

エミー・マクラスキー
リーディング・パフォーマンス
Organ



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本イベントは、2019-2020年にかけてホスピタルフィールド、コーヴ・パーク[Cove Park]、エディンバラ・スカルプチャー・ワークショップ[Edinburgh Sculpture Workshop]のスコットランドの3団体が協働し、日本のアーカスプロジェクト、NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]、トーキョーアーツアンドスペースとそれぞれ連携して行うエクスチェンジ・プログラム、Scotland Japan Residency Exchange Programmeの一環として開催します。このプログラムは、駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルが共同で展開する、日英交流年「UK in Japan 2019-2020」において、ブリティッシュ・カウンシル スコットランド、クリエイティブ・スコットランド、大和日英基金、グレイトブリテン・ササカワ財団の支援を受け実施します。


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【 派遣アーティスト 】
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佐藤 朋子 Tomoko Sato
1990年長野県生まれ、神奈川県在住。2018年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。レクチャーの形式を用いた「語り」の実践を行う。史実の調査過程から浮かび上がる事柄を複眼的につなぎ合わせ、フィクションとドキュメントを行き来する物語を構築する。日本が辿ったいびつな近代化への道のりや、大文字の歴史からこぼれ落ちてしまった出来事が物語る歴史の複数性への関心と、各地に残る伝説や遺跡などへの興味から作品を制作する。http://www.tomokosato.org

[主な展示・活動歴]
2019「ふたりの円谷」上演, SHIBAURA HOUSE, 東京
2019「103系統のケンタウロス」上映, 渋谷ユーロライブ, 東京
2019「103系統のケンタウロス」展示, Gallery Saitou Fine Arts, 神奈川
2018「瓦礫と塔」上演, 浅草公会堂, 東京
2018「しろきつね、隠された歌」上演, BankART Studio NYK, 神奈川

【 招聘リサーチャー 】
EMcLuskey%20Profile%20Picture.jpgPhoto Credit: Hanes Sturzenegger
エミー・マクラスキー Emmie McLuskey
自身の問題意識と観察視点を共有することから始まり、実践を通しそれらを掘り下げるマクラスキーの制作では、コラボレーションが重要な位置を占めています。近年の作品では、身体の内側、または身体間に現われる相互作用と、それをコントロールし、記録する制度を問題意識の基点としています。マクラスキーはアーティストとしてだけでなく、プログラマー、ライター、エデュケーターとしても活動しています。アーカスプロジェクト滞在中は、これまでのアーティストとしての関心の対象を掘り下げるべく、「Between Bodies」と題したプロジェクトのリサーチを行い、英日通訳者、守谷市を拠点とする合気道家と共に、我々がどのようにコミュニケーションを形成し、相互理解に至るのかに目を向けます。

[主な展示・活動歴]
2019 ‘Hanging Out’ Artists’ Moving Image Festival, プログラマーとして参加, LUX Scotland/Tramway, グラスゴー, 英国
2019 ‘these were the things that made the step familiar’, Collective, エディンバラ, 英国
2019 ‘To: my future body’ with Janice Parker, KW Institute for Contemporary Art, ベルリン, ドイツ
2019 ‘A Strange American Funeral’ 出版 (Freya Field-Donovanとの共同編集)
2019 Dogo Residenz für Neue Kunst レジデンスプログラム参加・展示, リヒテンシュタイク, スイス