2017年12月4日(月)19:00-21:00

アージェント・トーク033:リサーチ・ベースによる作品制作の今-アーカスプロジェクトのレジデントアーティストを迎えて

森美術館主催 ラーニングプログラム

森美術館ラーニングプログラム
アージェント・トーク033:
リサーチ・ベースによる作品制作の今-
アーカスプロジェクトのレジデント・アーティストを迎えて

今日、現代美術の世界では、アーティストがリサーチを行いその結果を基に作品を制作する、いわゆる「リサーチ・ベース」による作品制作が1つの潮流となっています。リサーチの対象は美術の分野以外にも、天文学、地質学、民俗学、経済の結びつきや消費動向まで、非常に多岐に渡ります。今日、インターネットの発達により、このような幅広い分野での時としてニッチな主題のリサーチが可能になり、「リサーチ・ベース」の作品が急増しているのでしょう。
このような現代美術のアーティストが行うリサーチは、それぞれの分野での専門家や研究者が行うリサーチや大学など高等教育機関での研究とどのように異なるのでしょうか。また、その成果物としての作品の形態はインスタレーション、テキスト、サウンド、レクチャー・パフォーマンスとバラエティに富んでいますが、これらは従来の美術作品とどのような違いがあるのでしょうか。
本プログラムでは、アーカスプロジェクト主催のアーティスト・イン・レジデンスに参加し、今年8月末から茨城県守谷市に滞在して日本に関するリサーチを行ってきた3組のアーティストが登壇。彼らのリサーチ主題の選定や作品制作の実践について発表を行い、今日における「リサーチ・ベース」の作品制作の特徴や意義について考察します。
[日英同時通訳付](以上、森美術館HPより転載)


先日、活動成果発表としてオープンスタジオを無事終了させた3組のレジデントアーティスト。茨城県守谷市で滞在制作し活動してきたレジデントアーティストたちの今について、トークに出演いたします。ぜひこれを機に、森美術館でのアージェント・トークへ足をお運び下さい。
※ご注意:お申込み先は森美術館になります。
こちらよりお申込みください。
12月4日(月)のお申込締切まで延長しました。事前申込みをよろしくお願いします。


開催中の展覧会:
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル

11月18日(土) - 2018年4月1日(日)
詳細はこちら

出演
【レジデントアーティスト 2017】
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フリエッタ・アギナコ&サラ・ドゥムーン
[メキシコ/ベルギー]
1983年メキシコ、メキシコシティ生まれのアギナコと1984年ベルギー、トゥルンハウト生まれのドゥムーンはともに、2015年オランダのダッチ・アート・インスティテュートで美術修士課程を修了。以来、ソロ・アーティストとしての活動と並行しながら、メキシコとオランダ、ベルギーという別々の国を 拠点としつつも共同制作を行っている。言語、社会空間における発話や人間の認知などに興味を持ち、フィールドワークを含めたリサーチを基に、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどを制作する。

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ダニエル・ニコラエ・ジャモ [ルーマニア]
1987年ルーマニア、ブカレスト生まれ。2016年ブカレスト国立芸術大学美術史理論博士課程修了。映像、インスタレーション、立体作品を制作。国外で偶然出会った人にインタビューを行いルーマニア像を提示するドキュメンタリー・タッチの映像作品に代表されるように、作品は母国の経済的状況、移民としてのイメージなど、ヨーロッパ内でのルーマニアの表象をユーモラスに問いかける。自身の家族の歴史などをテーマとした近作もある。インディペンデント・フィルムの世界でも作品を発表し、コンペティションでの受賞経験も多い。

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カーティス・タム [米国]
1987年アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれ。2014年カリフォルニア大学ロサンゼルス校デザイン・メディア・アーツ修士課程修了。サウンドや映像 を中心に作品を制作。ライブ・パフォーマンスやレクチャー・パフォーマンスも行う。私たちが見過ごしがちな自然現象、地球物理学、地質学などの要素をリサーチし、人間以外のさまざまなものと密接な関係性を構築すべく、ヴィジュアル/サウンド作品を制作するという、ユニークで領域横断的な活動を行う。日本の地震学や火山活動、アニミズムなどにも興味を持つ。

モデレーター
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近藤健一
1969年生まれ。ロンドン大学ゴールドスミス校美術史学科修士課程修了。2003年より森美術館勤務。「MAMプロジェクト009:小泉明郎」(2009)、「六本木クロッシング2010展」(2010)、「アラブ・エクスプレス展」(2012)、「MAMプロジェクト018:山城知佳子」(2012)、「アンディ・ウォーホル展」(2014)、ビル・ヴィオラやゴードン・マッタ=クラークの映像作品上映(2015)、「MAMリサーチ 004:ビデオひろば」(2016)などを企画。そのほかに、2010年には、ローマの非営利ギャラリー、サラ・ウノで若手日本人のビデオ・アート展を企画。2014年~15年には、ベルリン国立博物館群ハンブルガー・バーンホフ現代美術館で客員研究員を務める。
本年度 アーカスプロジェクト2017ゲストキュレーター。