2008年03月22日(土)~∞

冨井大裕 個展 「企画展=収蔵展」

彫刻家・冨井大裕が「もりや学びの里」B棟内にて作品を発表します。彼の作品はどれも既製品を彫刻として捉え直すものです。私たちが普段見なれている物たちは、それがもつ使用価値を取り除かれ、あたらしい構成と外観が与えられます。彼の創作は、その展示価値の付与行為におけるささやかで、思いがけない手つきと仕草のなかにあるのです。

アーカススタジオのある「もりや学びの里」は音楽室、調理室、創作工芸室などがあり、日常的に様々な目的で市民に利用されています。そこに設置された彼の「さりげない」作品たちは、鑑賞するという大げさな行為ではなく、ごく自然に人々の目に触れ、新鮮な驚きを喚起するものとなります。

これらの作品は全て新作でありながら、同時にパーマネント・コレクションとなり設置されたその場に置かれつづけます。この展覧会に会期はありません。その最初の日である2008年3月22日より、作品が朽ちるその日まで展覧会は公開されつづけます。

写真:柳場大

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冨井大裕
1973年新潟県生まれ。埼玉県在住。1999年武蔵野美術大学大学院造形研究科彫刻コース修了。日用品の使用と原理的な彫刻の両立を試みる希有な作家として知られる。これまでに個展・グループ展多数。最近では埼玉県立近代美術館での「ニュー・ヴィジョン・サイタマ 7つの眼×7つの作法」に参加。